いま、国民の権利として憲法で保障されてきた医療や福祉が、根こそぎ切り捨てられようとしています。『いつでも、どこでも、だれでもが、差別なく』安心して医療、福祉、年金、介護が受けられることが大切です。
しかし、日常の現場では、いくら個人的に努力しても対応できない場合があったり、情報を知らないために高い自己負担をしいられたり、サービスの利用を我慢する人もいます。そして、明日まで待てない緊急の対応を要する現実もあります。
そこで、地域に暮らす人々や現場で働く人々のニーズや問題点を明らかにして、その場で対応できること、問題解決のための長期的な総合的な提案をまとめること、制度を熟知し、必要な情報を必要な人に伝えることができる組織があればと考え、この会を設立しました。
- 高齢者、障害を持った人、そして子どもの意見を集約する。
- 医療・福祉・保健・教育・人権などで困っている人たちの「駆け込み寺」を作り、会員相互の問題の解決を援助する。(不定期の話し合を行う・メーリングリストで情報交換や相談を行う)
- 障害を持った方の地域での自立と自律を支援する。
- 会員相互の交流、施設見学、研修会などを行う。(人工呼吸器装着者の介助方法/ヘルパー講習会/医療・福祉・保険制度の学習会/骨・関節の病気についての講習会/在宅でのリハビリテーションと介護法 など)
- 病院や施設の「オンブズマン」となる。
一人一人の問題や悩みに真摯に対応し、その経験を積み重ねていきながら、将来的には行政のサービスと市場原理の民間サービスの隙間をうめるようなサービス提供、あるいは障害を持った人々が地域で自立して生活できるように支援するNPO(Nonprofit Organization:民間非営利組織)も目指したいと考えています。
医療・福祉・保健・教育・人権などに関心があり、思想・信条・性別・年齢を問わず、いろいろな人たちと関わり合いながら、地域であずましく暮らしたいと思う方であれば誰でも入会できます。